0歳から始めるトイレトレーニング~オムツ替えのコミュニケーション
19.05.22
トイレトレーニングと聞くと「練習」のようなイメージを持つ方もいらっしゃいますが、トイレでの排せつは練習すればできるようになるというわけではありません。子ども自身が排せつにまつわる一つ一つの感覚を、いくつかの体験を通してしっかりと“実感”していくことが近道です。
0歳のころは1日に10回以上おしっこが出ますが、このころは膀胱が小さいためにおしっこをためておけず、無意識に排せつしています。自分で排せつをコントロールしているわけではないので、尿意や便意を感じることは難しいといわれています。
そんな0歳のあかちゃんでも、その子自身が排せつしたあとにオムツを通して肌から感じ取る“気持ち悪い”という不快感はわかります。あかちゃんはおしっこ(うんち)をしたら泣いて知らせてくれますよね。そのときは「気持ち悪かったね」「おしっこ(うんち)出たね」と声をかけてオムツを取り換えてあげましょう。また、取り換え終わったら「すっきりしたね」「きれいになったね」と言葉や表情で応えてあげましょう。不快感がなくなり、すっきりしたことを大人が共感してあげることで、子どもは“清潔”であることの気持ちよさを覚え、これが不快感→清潔 を実感するトイレトレーニングのきっかけへとつながっていきます。
オムツ替えの時間は大切なコミュニケーションの機会です。丁寧なかかわりの中で、子どもが清潔になる気持ちよさや、受けとめてもらえることの喜びを感じられる時間にしていきましょう。